第1章 *Candy*
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目の前に来た二宮くんが
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和「行きましょう」
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ってあたしに言う…
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あ・・れ?
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あたし…?
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直「は俺が…」
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和「電車一緒なんで俺送ってきますよ」
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直「あっあぁ!じゃあ頼んだ」
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3人にバイバイってしたら
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和「いこっ」
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歩きだしたフラフラ後ろをついてくと
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和「ん、ほら危ないから」
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手を出されて
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「大丈夫だよ」
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って言ったのに左手を繋がれた
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急に酔いがさめてその状況にドキドキしだす
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二宮くんあたしこんな事されたら
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もっと好きになっちゃうよ…
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切符を買う時に離された手も
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改札を通る時にまた繋がれて
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このまま電車なんて来なければいいのに…
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このまま時間が止まればって
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思ってたけど
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当たり前に電車は時間通りに来た
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電車に乗ってすぐに
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繋がれた手が離されたのは
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1人分の座席が空いてたから
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