第1章 クラスメイト
「な、なんで女子がここにーっ!?」
体育館の前で鍵が無くて立ち往生していた私たちは、先輩らしき人に出会った。
……だけど、顔を合わせたとたんなんかうるさいし……(汗)
「俺のクラスメイトっス。」
「加賀さんです!」
「いや~!どうですか?ぜひわが排球部のマネージャーに!!」
「ん~、ちょっと考えさせてください。先輩♪」
「おおおーっ!!かわいい系の子が現れたー!!」
叫びながらも坊主頭の先輩は鍵を取り出す。
「とにかく、俺の事は田中先輩と呼べよお前ら♪」
「「はい!田中先輩!!」」
……田中先輩、すごく上機嫌……。
「はいはいはい。加賀さんは流れ弾が来たら危ないから気を付けて見学していってくださいね~」
「よし、影山!トス上げてくれよ!」
「バカかお前!その前にすることがあるだろうが!!」
彼らはそれぞれ練習のために準備を始めた。