第1章 クラスメイト
「あ、影山君。おはよう。」
「え?なんで加賀さん、いるんすか……?」
「誰?」
私が学校につくと、影山君もちょうど学校についた様子だった。
でも、傍らには小さな男の子が……。
「この人は俺のクラスメイトで加賀さんだ。……ってか、加賀さんおかしくないっすか?今5時ですよ?」
「ん~……癖です。」
「癖ぇ!?そんな早起き、癖になるほどちゃんとできるんだ~。」
「……。」
今、私は血を吐いてもおかしくないのよ……。
何、5時起床が癖!?そんなわけないじゃない!!
あまりにも昨日友達作れなかったことがショックだったんだ……。
今日は早く起きて学活が始まる前にいろいろ誰かとお話ししようと思ってたのに……。
「っというかさ!二人ともジャージですよね!どうしたんですか?」
「あぁ、これからこいつと練習するんス。」
「ねぇねぇ加賀さん!加賀さんは部活決めたの?」
小さな男の子が跳ねるような口調で聞いてきた。
「えっと……」
「あ、俺、日向翔陽!俺らバレー部に入るんだけど、昨日先輩をなんか~……ん~、怒らせちゃったみたいで、土曜日に影山のセッター賭けた試合やるんだ!」
「影山君を賭ける?セッター?」
聞きなれない単語に思わず首をかしげる。
「セッターっていうのはポジションの事で、俺は……中学の頃のポジションはセッターだったんス。」
「中学の頃からやってるの!?すごーい!じゃあ強いのかな~?」
「影山は強い!中学の頃、俺、こいつにコテンパンに負けたから、中学の借りを返そうと思って高校に来たらなんかいるし!!」
「お前が別の高校行けばよかったんだろ!!」
「お前が行けよ!!」
……なんかうるさいけれど、仲は良いみたい。
「で、なんでこんなに早いの?」
「先輩たちが一緒には練習させてくれないみたいで、7時からの練習の前に少しさせてもらおうと……」
「一生懸命なんだねえ……。」
(愛だわぁ……♪)
思わず口元がにやける。
「ねえ、私もその練習、見せてもらってもいいかな~?」
「もちろん!」
「別に、イイっスよ。」