• テキストサイズ

彼、攻略方法検索。 【ハイキュー】

第2章 知り合い



「おっはよ♪」

「おっはよ♪」


朝早く起きて、家を出たら玲奈がいた。


「学校から花乃の家の方が近いのは羨ましいぜ。」

「1キロも差ないじゃん(笑)」


私たち二人の家は学校からそんなに遠くないので徒歩で登校だ。

……でも、玲奈の様子がなんか変だ。


「玲奈、なにかあったの?ちょっと浮かない顔してる。」

「え!?すごい、よくわかったね!」


玲奈は驚いたように目を見開いた。

玲奈は少し話そうか迷ったようだったけれど、ぽつりとこう言った。


「昨日、あの月島ってやつと影山がにらみ合ってた。」

「え……?」


出てきた名前が両方とも知っているものだったので、私は少し驚きを露わにした。


「昨日、偶然公演を通りかかったんだよ。そしたら他にも小さい男子が二人いて、月島が影山をあおってる感じで、影山が月島につかみかかって……」

「ちょっと、それ大丈夫なの!?」


(下手したら退学だってば!!)


「うん。その時は何もなかったんだけど、話の内容も少し聞こえたんだ。……ねえ、花乃……」


玲奈は私の方を見て立ち止まる。


「『王様』って何のことか知ってる?」

/ 35ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp