【HQ】カラダは貴方に、ココロは誰に? (R18)
第2章 ▷▷転校初日
目が覚めると目の前には白い天井
「_____ん…」
身体を起こし目を擦る。
あれ、なんでここにいるんだろう、、、
職員室でピーーーーなことをしている現場に遭遇して、それから、それから…
必死に現状把握しようとまだしっかりと働こうとしない頭を回転させようとしていると、すぐ隣に気配を感じた。
おそるおそる気配を感じた方に視線を移すと
「やっと起きたの〜おはよう」
めちゃくちゃナチュラルにベッドに入り込み、見覚えのある満面の笑みでこちらを向く
ゆっくり、ゆっくりとベッドから脱出し、10mほど離れた所にある椅子に腰掛け
「な、何してるんですか」
問いただしてみる
「ん。添い寝?」
くわぁ と大きなあくびをする彼
「……………」
怪しげな目で見つめる私に
「何もしちゃいねぇよ、そこまで最低なやつに見えるかー」
「………………」
無言でこくこく頷く私に、ケラケラと笑う黒髪の男…。
起き上がり大きな伸びをして
「俺、黒尾鉄郎、キミ名前は?」
こちらに視線を向けることなく言葉を黒尾さん。
「橘…莉乃です…」
「莉乃ちゃんね〜よろしくね〜俺3年だから黒尾先輩って呼んでね」
ゆっくりと近づいてきた黒尾先輩はにっこりと笑って、私の頭に手をのせようとする。自然にビクッと反応してしまう身体。
驚いたよう私を見る黒尾先輩
「莉乃ちゃん男の人ニガテ?」