【HQ】カラダは貴方に、ココロは誰に? (R18)
第2章 ▷▷転校初日
「あ…あ…あ……………」
ここここここここここわいぞ!!!
どどどどどどどどどこぞの組みの方ですか?!
どどどどうしようどうしよう…
掴まれた左手はとても振り払えるような状態ではないほどに力が入っている
何故だかここは謝るしかないと思い、謝罪の言葉を口にしようとしたそのときイカツイお兄さんが口を開いた
「よくぞきてくれた!!!!!!!!」
「?!?!?!」
あまりの声の大きさにめちゃくちゃビビる…普通にビビるよ…お兄さんイカツイよ…
「え…えっと…え…」
オロオロする私にイカツイお兄さんは咳払いをし
「この学校の責任者の烏養だ、よろしくな」
「は、はぁ…よ、よろしくお願いします…」
「いや〜女子生徒の入学希望者が毎年のように見事に0人で困ってたんだよ…転入生!!よくぞきてくれた!!」
いつの間にか掴まれていた右手と、左手を一緒にブンブンと縦に振られ、あまりの勢いに圧倒されあああああと流されるまま
「とりあえず引越しの荷物部屋に置いてあっから、荷物の整理してこい」
そう言われて寮の地図とルームキーを渡された
あ。
案内はシテクレナインデスネ、烏養センセイ…。
私はトボトボと地図を見ながら寮へと向かった。