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【HQ】カラダは貴方に、ココロは誰に? (R18)

第2章 ▷▷転校初日







ゆっくりと私に近づいてきて、上から下までなぞるようにガン見される私…





「え…あ…えっと…今日からこの学校に転校する者なのですが…」




おそるおそる言葉を発すると、




「ここは男子校だぞ、学校を間違えてるんじゃないか」



すごい形相で上から私を怪しげに睨みつける彼に思わずビクッと体が動く。





「おい影山〜お前そんなだから女の子にモテないん…ほぎゃ!!!!」

「うるせぇボゲェ日向ボゲェ!!!!!」



なんだなんだ…?このやり取り見るの本日2度目だぞ…





私が握りしめる学校から送られてきた転校案内と生徒手帳に気付いたオレンジ髪の男の子が



「ほんとにうちに転校してきたのか…!!」


そう言いまた私に1歩近づく彼、


私は1歩後ずさる


「え、えっと…職員室に行きたいんだけど…」


「俺らが案内してあげようか!?なぁ影山!」


「別に俺はなんでもいい」


「って言ってるし!な!案内してあげる!」




スタスタた歩き出す影山と呼ばれる男の子と、こっちこっちと跳ねるように歩き出す日向と呼ばれる男の子。



私はその後をゆっくりと着いていくことにした。

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