【HQ】カラダは貴方に、ココロは誰に? (R18)
第2章 ▷▷転校初日
*性行為(性行為に繋がる行為すべて:キス、添い寝等)でしか単位を稼ぐことができない
*よりアブノーマルな行為程もらえる点数は大きくなる(黒尾先輩が職員室でセ、セック、、行為をしていたのはそういうことらしい)
*ホスト、ボーイ、AV男優等、夜の仕事などの志望者が大半の学校
*共学にしたものの女子が集まらないのはその為
*女子生徒が在籍しないため他校生でも校内に連れ込み性行為をすればokとみなされる
「大まかな説明で終わるならこのへんまでだな」
黒尾先輩がスラスラと説明してくれたものの、やはり頭は追いついていかない。
身よりがない私には、全寮制で親が生活費を仕送りしてくれるこの学校をすぐにかえるわけにはいかない
それに母親がなぜこの学校を選んだのか
その理由を考えると、本当に私のことは邪魔でしかなかったんだと改めて実感して少しだけ悲しくなる。
ペチっ
「いた…っ」
デコに小さい痛みが走る
「そんな顔すんなよ」
そういうと黒尾先輩の顔がだんだん近付いてくる
反射的に身体がビクつき、近付いてくる黒尾先輩を押し返してしまう
「やっぱお前男ニガテなんだろ?」
私は黒尾先輩がほんの数センチの距離にいる今の状況が耐えられず、考える暇もなくコクコクと頷く
「大丈夫なの?ココに入って」
「…………他に行く場所…ないから…」
「訳あり…か」
でも俺らもそういうことしねぇと単位稼げねえからな〜とあくび混じりに言う黒尾先輩
そして再び私の方に近付いてきて、押し返そうとする手をパシッと捕まれ
「ねぇねぇ、さっきのって、初めて?」
さっきされたキスのことを思い出し一気に顔が熱くなる
その様子を見てニヤっと笑う黒尾先輩はすごく怪しげて怖くて目を合わせられない
「ファーストキス…点数高いんだわ、ありがとね」
え??そんなルール?!校則?!もあるんですか?!
と聞こうとし顔を上げた私に黒尾先輩は触れるだけのキスをして
「習うより、慣れろってやつだよ」
そう言ってケラケラ笑い、じゃあね〜とヒラヒラと手を振って保健室を出ていってしまった
熱くなった顔が一向に冷めない、唇を袖でゴシゴシと擦りながら涙目の私は
「やっていける…自信…ないよ…」
ポツリと呟き再び職員室へと向かう