第1章 短編集※R18
他の女子にもお願いはしたらしいのだが、なぜか聞いてくれなかったのだとか。
後から聞くと東堂くんにリザルト取ったら取った分のマフィンを作るようお願いされたの、だとかでメンバーの一人がお願いした人にはお願い出来ないシステムなのだとか。
お願いをする側は何人でもいいらしく、東堂くんは何人にも声を掛けているらしい。
やれやれと困った新開くんはなら聞いてくれるのではないか、という事で今に至るらしい。
「・・・リザルトが何かよくわからないけど、私に出来ることだったら、いいよ」
「本当か!?」
リザルトについて何かを彼は熱く語った後、ニコニコと指切りをしてきた。
「じゃ、よろしくな」
「お願いってなに?」
「それはまだ・・・けど、インターハイから帰ってくるまでに考えておくさ、だから始業式までのお楽しみだな」
バキュン、と手を銃のようにしてポーズを決める新開くん。
まぁ東堂くんのマフィンのくだりもあったし、新開くんも食べるのが好きだから食べ物関連だろうとあまり気にせずにいた。
そうして新学期。
「!取った!リザルト!!!」
「え、すごい、おめでとう!!!!
始業式が終わり、私が職員室で先生に頼まれごとをされたのでやり終えて戻ってきたころ、すでにクラスの大半は帰っていた。
私を待っていたのであろう、新開くんは私に気付くと手を振って告げてきた。
既に始業式でインターハイが惜しくも2位だったことは聞いていたが、リザルトについては触れられず、リザルトについてインターハイ前に熱く語られていたので意味はもう知っていたし、素直にすごいと思った。
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