My important place【D.Gray-man】
第35章 抱擁
残りのショーツも脱がされて、一糸纏わぬ姿にされる。
ベルトを外す金属音と布が擦れる音。
広げられた脚の間に、それを感じてひくりと秘部がヒクつく。
蕩けるように濡れた入口に、添えられる温かい神田自身。
「力抜いてろよ」
「う、ん…」
初めて感じるものだから、他人と比べようなんてないけど。ぬるりと浅く潜るそれは、指より遥かに太くて強い主張をもたらした。
「…挿れるぞ」
くちゅ、と音を立てて神田のモノが、ゆっくりと私の中に入ってくる。
「ぁ、ぐ…っ」
圧迫感と無理矢理広げられる膣内の痛み。
思わず歯を食い縛ってシーツを握りしめる。
「っ…痛いか?」
「んッ…いい、から」
そりゃあ痛いです。
こういうのって個人差あるって言うけど。
痛くない人もいるって言うけど。
私はとっても痛い派でした、はい。
でも途中で動きを止める神田に、その優しさは嬉しかったけど首を横に振った。
中途半端でも痛いのは痛い。
それならゆっくりするより、早く挿れてくれた方がいい。
痛みに我慢するのは慣れてる。
だから大丈夫。
…こんな痛みは初めてだけど。
「は…っ月城…手、こっちに回せ。爪立てていいから、しがみ付いてろ」
浅く荒い息を零しながら、神田が私の手を掴んで背中に回させる。
されるがままに強く目の前の体にしがみ付いた。
ズ──…ッ
「つぅ…ッ!」
ずる、と中に押し込まれる熱い異物。
深く入り込んだそれに、ぎゅっと神田の背中に回した指先に力が入る。
は、入った…?
「っはぁ…ッ神田…入っ…?」
「ああ。…全部じゃねぇけど」
嘘。これで?
す、すっごく圧迫感あるんですけど…!