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My important place【D.Gray-man】

第34章 Resonance



「もう夜も遅いですし。いつまでも婦女の部屋に邪魔していては失礼です。行きますよ」

「はいはい。んじゃな、」

「おやすみなさい、雪さん」

「うん。おやすみ」


 リンクさんに急かされて部屋を出ていくアレン達を、笑顔で見送る。
 一人きりになった部屋は一気に静けさを増して、そんな視界の隅に見える鏡の中の白い影は少しだけ不気味に思えた。


「はぁ…」


 姿見から視線を外して、溜息混じりに疲れきった体をベッドに横たえる。

 色々あって疲れたなぁ…今日は。
 本当、色々あった。


「…そういえば、」


 神田はまだ任務から帰ってきてなかったみたいだけど…帰ってきたら反応どうしよう。
 多分すんごい呆れた顔して、あのリナリーから送られた画像のことツッコんでくるんだろうな。

 …あのラビだって、似合ってるって珍しく褒めてくれたけど…多分神田は、そんなこと言ってくれないんだろうな…。


「…何考えてんの自分」


 まるで似合わない乙女のような思考回路に、思わず笑ってしまう。
 でもそうやって神田のことを考えていると、嫌な予感ばかり浮かんでいた思考も少しは落ち着いた気がした。


「……寝よ」


 それでも未だ残る不安に、また考え込んでしまう前に意識を飛ばすことにした。
 変にうだうだ考えるより、寝たらすっきりするかもしれない。


「…あ。」


 そういえば化粧落とさないと。
 …お風呂、行かなきゃ。











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