My important place【D.Gray-man】
第46章 泡沫トロイメライ
「…イザベラ。クロエって、」
「ええ。彼女はクラブ会員の中でも少し変わった子で。純粋に神田さんが好きというより、神田さんとの男性絡みが好きみたいですね」
「それって俗に言う───」
「腐女子です」
「フジョシ!」
キター!腐女子!
「何よ、バカにしてんの?ブスの癖に」
「してないしてない。だからブスを名称のように使うのやめて」
別に腐女子嫌いな訳じゃないし。
気持ちはわかるよ、確かに画にはなる。
「ちなみにカップリングは…」
「神田×アレン」
「ああー…そっちね。推しは左派ですか」
「別に。ラビ×神田でもイケるわ」
「まじか」
「神田様が綺麗な男性(ひと)と並んでいれば大概美味しく頂けるわよ」
「まじか…!」
ラビ相手に受けるユウって…うわ。
想像したら噴き出しそうになった。
確かに美味しいかもしれないけど、なんせ二人を間近で見てきているから、あの鬼と兎の関係に恋愛が絡むとか想像したら爆笑…ごめん。
いや、本当美味しいと思うよ。
美味しい!ラビ神!
「あんた、やっぱりバカにしてるでしょ」
「してないって!私はマリ×神田でもいいかなー。ほら、二人って仲良しだし」
「相手が美男子じゃないなら興味ない」
「わお」
手厳しい。
マリは良い男なのに。
「ならクロウリーは?背もユウより高いし紳士だし」
「まぁまぁね。アレン・ウォーカーには遠く及ばないけど」
「よっぽどアレン推しなんだねー…」
「神田様が攻めなら彼程適任者はいないわよ」
「んで受けならラビ、と…ぶふッ」
「なんで笑うのよ!やっぱりバカにしてるじゃないブスの癖に!」
「ご、ごめんごめん!違うの!馬鹿になんかしてない!」
ただ想像すると腹の底が沸くというか…!
だってアレンやラビ相手に恋仲でしか見せない顔するんでしょ?
あのユウが。
ラビ相手じゃ組み敷かれる側になるんでしょ?
あのユウが。
あわよくばR18な展開とかなろうもんならぐぇっほごほん。
想像したら全力で腹の底が沸く。
いや萌えるんだけどね。
エクソシストの面々って皆顔良いから。
画には絶対なると思うんだけどね…!
ごめんなさい!