My important place【D.Gray-man】
第40章 パリの怪盗
「へんっ!」
「こ、んの…ッ何する…ッ」
「ねーちゃん栄養足りてねーなッ! もっと食えよオッパイでっかくなるやつ!」
「余計なお世話だコラァアア!!!!」
思わず硬直した私の横をすり抜けて逃げていく少ね…エロガキ。
美術館の中だっていうのに大きな声で下ネタ発言するもんだから、更に大きな声で遮る他なかった。
というか10歳未満のエロガキが胸の良さ語るな!
大きさじゃないんだよ胸は!
形! 形が大事だから!
私は巨乳じゃなく美乳目指してるから!
(言い訳じゃないから決して!)
「わかってねぇな~あのがきんちょ。胸はでかさだけじゃねぇってぇの」
「だよね!」
逃げ去った少年を見送りながら苦笑混じりに呟くルパンに、思わず喰い付く。
流石世紀の大泥棒!
わかってらっしゃる!
「やっぱりお胸は感度第一! イチにもニにも男が求めるもんはそこでしょーよ!」
「…いやちょっ」
「雪ちゃん悲鳴はもっとこう"いやん・あはん"って色気出さねぇと! 色気がねぇなぁ足りてねぇ!」
「だから待っ」
「オレの不二子ちゃんならそらぁもう色気ムンムンに体くねらせ」
「誰の話だァアア!!!」
誰だ不二子ちゃんて!