第1章 病院
紫呉とはとりは爽が倒れた現場に居たことから手術が終るまで手術室前の長椅子に座っていた。
「僕のせいだね…」
紫呉は爽が倒れたのは自分のせいだと悔いていた。
研修でこの病院に来る際,はとりは信じがたい話を他のDr.から聴いていた。
「紫呉」
「…なんだい,ハーさん…?…」
「ここでは
ある少女が心臓発作で倒れ死ぬ…だが……」
「?…だが,何?」
「…いや……俺もここで聞いただけの話なんだが…」
「?」
「数時間すると生き返るらしい」
「!?え,生き返るって
でも,そんな子なら入院してるんじゃない?」
「いや…本人の頼みで定期受診とゆうかたちを取っているらしい」
「心臓の病もちか…大変だね…」
「さっきの子がその少女だと看護師が騒いでいた」
「え!あの子が!?」
しばらくし,手術が終わりDr.が出てきた。
爽が倒れた事を聞き付けノアが駆け付け。
「先生!爽は?…爽は大丈夫なんですか!!?」
「あ,爽さんのお兄さんですね?」
ノアが頷く
「いつもの状態になりましたので,
少し時間がたたないと結果は分かりません」
その後からベッドに横たわる爽が出てきた。
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あの世とこの世の狭間(はざま)に爽は立つその目の前には,大きな川が流れいる。
川の両岸には,彼岸花が咲きほこり向こう側の岸には爽の先祖お婆様,お爺様に爽のお母様がいた。