虹彩異色症の女神さんは2人の炎に愛されました【エース・サボ】
第10章 #束縛と解放
エースの手がアリスの胸を揉みしだく。
アリスは手が使えなくて声を上げることしかできない。
初めてエースを怖いと思った。
どんなときも怖いなんて思わなかったのに。
『あっ・・・んぅ・・や・・・・めて』
「黙れ」
『んんんんっ』
服を全て剥がれて裸体を晒すアリス。
羞恥からこんなときでさえ感じてしまう。
何も分かってもらえない。
「相変わらず俺の好みのカラダだなァ?」
『いっ・・・やぁ・・んあぁっ』
早すぎる行為にアリスの右目から涙が零れた。
目はどんどんと赤みを増す。
意思を操られたら護身からエースを殺してしまう。
そんなことをすれば自分が許せない。
どうすればいいのか分からずに目を瞑った。
「おいおい、そんなことしても止まらねェぜ?」
『んっあぁぁぁ・・・う・・あぁ・』
秘部の最奥に差し込まれた指を淫らに動かされる。
そうしながらも胸の蕾も舐められて両方の刺激から目の前が白くなり始めた。
絶頂が近いことくらい自分でも分かった。
『ッあぁぁ!』
「これだけで終わらないからな、俺は最高に怒ってんだ」
理不尽な怒りにアリスも怒る。
意味もない怒りの交差からアリスは哀しくなった。
どうして・・・。
『や・・めて・・・ああぁん・・っぅ』
「はぁ・・・」
ぐちゅぐちゅという卑猥な音に羞恥心が煽られる。
エースの顔が下に下りていくのがアリスに分かった。
赤い舌が蕾を舐めあげる。
アリスは手を引っ張る。
金具は緩くなった。
『あ・・んぅ・・・・・い・・や』
絶え間ない刺激に意識が飛びそうになる。
このまま気絶したらやめてくれる?
そう思う中もう一度手を強く引っ張る。
するとガチャッという音と共にアリスの手が解放された。
「んぁ?」
『んっぁ・・・』
アリスはエースを突き飛ばした。
それにはエースも想定できずに後ろに吹っ飛んだ。
『ハァハァ・・・何てことするのよ!!』