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愛儒妖怪 【R18】

第3章 古狸の企み


「首無、あんた離れなさいなっ・・・」

「・・・邪魔・・すんなっ」

「きゃぁぁっ・・・」

バシンっと青女坊が首無に払われる

「はぁ・・っ、・・・」

「んっ・・・んんっ・・・あぁ・・はや、くっ・・・ぅ」


「っっっ!!!」

犬神の妖気が増幅し、何かが吹っ飛び結界から犬神が出てくる

「っ、犬神から離れろっ」

「・・・・んぁぁんっ・・・」

「はぁっ・・・・・・」

と首無は犬神の声が聞こえないかのように、唇を重ねあわせ、舌を絡め合させる

「ちっ・・・駄目か・・・」

「い、犬神様、落ち着いてください・・・2人とも何か変です」

「ああ、眼がおかしい・・・妖気に操られてるようだ」

犬神はふぅ~・・・と大きな息を吐くと冷静を取り戻す

「首無、から離れろ」

「うるせぇ、邪魔すんなっ・・」

青女坊のように払おうとするが、ピッ・・・と犬神の顔に傷がつくだけでビクともしない

「これぐらいで俺が吹っ飛ぶか」

ふんっと鼻を鳴らすと逆に首無を吹っ飛ばす

「ぐぇっ・・・」

庭の木に叩きつけられる

「あぁ・・・っ」

の切ない声が漏れる

「そんなに犬神がいいのか?」

そんなを片手で抱きかかえる


「何事ですか?!」

烏天狗が騒ぎを聞きつけてやってくる

「・・・これは?」

吹き飛ばされた首無と壊れた屋敷を見て驚く


「・・返せ・・・娘を返せ・・・」

首無がふらり・・・と立ち上がり尚を奪い返そうとする

「ちっ・・・」

犬神がバシンっ・・・と妖気を払うと首無の頭が吹っ飛んだ

「ぎゃぁっ・・・」


首無は大人しくなった


「んんっ・・・離してぇっ・・・・」

「・・・っ・・・」

犬神がを抱きしめる

「あぁ・・・犬神、さま・・・ぁ?」

「そうだ、俺がわかるか?」

犬神が優しく語りかける

「ん・・・んんぅ・・・っ・・・」

「、俺の目を見ろ」

「あ・・・ぁ・・・、ん・・・・」

とろんとした眼を犬神と合わせる
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