第3章 古狸の企み
「一体どうしたんです・・か?
何してるの首無・・」
「いいからっ、を俺から引き離せっ・・・じゃないと殺される・・」
「何言って・・・」
首無の指さす方を見れば犬神が最大限の妖気を身に纏っている
「あら・・・大変」
あらまあと呑気に青女坊はそちらをみやって呆れる
首無を襲っているの元へと向かう
「早くしろよっ!屋敷吹っ飛ぶぞ」
首無は焦る様に青女坊を促すが、青女坊は呆れるばかりだ
「だって、あんたとやるんだってさっきまで息巻いていたじゃない」
「うっ・・・そうだがっ・・・っ、こらっ・・やめろ・・・っって・・くっ・・・」
「あら、すっかり起っちゃって」
「首無・・・さ、ん・・・・」
がうっとりした調子で首無に濡れた太腿を擦りつける
「うっわっ・・・やべっ・・・それ、やべぇから・・マジで・・っ・・・オレの理性ぶっ飛んじゃうから・・・待て・・・っって・・・・・?」
「・・・首無?」
「・・・なんか・・・なんだ、コレ・・?」
首無から妖気が溢れる
「・・・あんた」
「首無・・・さ、・・ぁん・・・」
ちゅ、んちゅっ・・・と首無の唇を奪う
「ちょっ・・・、こら、離れなさいっ」
青女坊が慌ててを首無から引き離そうとする
首無と舌を絡めると、首無の妖気がどんどん増していく
「んっ・・・はぁっ・・・んんっ・・・」
「はぁっ・・・っ・・・」
首無もそれに応える様に舌を絡ませ、の腰を引き寄せる
「ちょっ・・・首無・・・?」
「っ・・・んちゅっ・・っ・・・」
首無はの胸を鷲掴み揉み始める
犬神の方からピシ、ピシッ・・・と何かが軋む音が聞こえる
「ちょ・・・犬神様っ、屋敷が壊れますっ・・抑えてくださいっ」
「はぁ・・・っ・・」
首無はを愛撫する事に夢中だ
ただその瞳は明らかに何かおかしい
「一体どうなってるの・・・?」