第2章 交わった躰
お風呂から上がると、犬神さまと烏天狗さんがなにやら難しい顔で顔を突き合わせていた
「どうしたんですか?」
「」
「では、私はこれで・・・」
「何かあったんですか?」
「いや・・・大丈夫だ」
「・・・?」
ごくん・・・と犬神は風呂上りの色気漂うを見て生唾を飲み込む
「・・・犬神さま?」
を凝視する犬神を心配そうにが覗き込む
「やはり何かあったのですか?」
犬神を上目づかいで見つめるの胸元に視線を落とすとまたゴクリ・・・と喉を鳴らす
その眼はまるで獲物を狙っているようなギラギラした目つきだ
「あ、あの・・・っ」
犬神のその視線にたじたじ・・とが後ずさりする
ベロリ・・と舌なめずりをし、の着物の襟もとを掴むとその手を無遠慮に差し入れ、胸を鷲掴みする
「あんっ・・・」
の啼き声にさらに息を荒くし、の耳元に舌を這わせる
「んぁぁっ・・・はぁ・・んっ」
「そんな声で啼くな・・・堪えきれなくなる・・」
「ちょ・・犬神さ、ま・・・んっ・・一体どうしたんです・・・か・・・んっ・・」
「はぁっ・・・お前の肌は・・・俺の舌を蕩けさせる・・・っ」
「んっ・・・ぁ・・・」
犬神はの腰に手を回し、その躰を引き寄せる
「・・・っ」
犬神はむしゃぶりつくようにの肌への愛撫を続ける
「んっ・・・あんっ・・・はぁんっ・・・」
の着物は肌蹴その白い肌が、犬神の愛撫に熱くなる