第1章 初夜
人間と言う生き物はなんと勝手な生き物か・・・
奇怪な事件が続くと生贄を神殿に祀ってきた・・・
何か結界に反応があり、赴いてみればまた生贄なる少女が祀られている
一体いつ私が生贄を望んだというのだろうか・・・?
誰が少女を生贄へと望んだのだろうか・・・?
何の罪もない少女たちをどれだけ犠牲にしても守りたいもの・・・
人間とはくだらない生き物だ・・・
犬神は神殿に横たわっている少女を見下ろす
いつもの様に何か薬で眠らされたのだろう・・・
哀れな・・・犬神はそっと少女を抱きかかえ自分の寝屋へと帰っていった
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