第2章 交わった躰
「・・・お前から妖力を感じるぞ・・」
「え?私から?」
「ああ・・」
「それも・・・これは・・・」
くんっ・・・との首筋の匂いを嗅ぐとベロリとその首筋を舐める
「んぁっ・・・」
「・・・極上だ」
「犬神さま?」
「俺をそんなに惹きつけてどうするつもりだ?」
「ぁ・・・犬、神さ・・・まっ」
犬神は人間の姿になるとの唇を貪る
ちゅっ・・・ちゅくっ・・・ちゅっ・・・
「んっ・・・はぁっ・・・んんっ・・・」
「・・・お前が人間だという事を忘れて一日中・・・いや一週間でも一年でもずっと抱きしめて貫きたいという恐ろしい衝動に駆けられる・・・」
「そんなにしたら、壊れちゃいます」
「壊れればいい・・・そしたら永遠に俺の側にいられるだろう」
「壊れても愛してくれるんですか?」
「お前をこの手に収めておけるならどんなでも構わない」
「犬神さま・・」
「ふふ・・・狂気だな・・」
犬神は愛おしそうにの額に口づけを落とすとようやくを離す
「・・・しかしお前があんなに乱れるなんてな・・」
「え・・?」
「躰は本当に大丈夫なのか・・・?妖怪の俺でその華奢な躰を貫いたんだぞ?」
「そ、それが・・・」
「やっぱりどこか・・・?」
「そ、そうじゃなくて・・・その・・・」
「どうしたんだ?見せてみろっ」
犬神はを布団へと押し倒すと着物を肌蹴させ太腿を掴み広げる
「きゃあっ・・・犬神さまっ・・・」
「ああ・・・妖艶な太腿だな・・・」
ベロリ・・・とその太腿に舌を這わせる
「やぁぁんっ・・・」
こぽっ・・・との蜜壺から白濁液が垂れる
つつ・・・っとそれが尻を伝いパタリ・・と布団へと零れ落ちる
「ふふ・・・いい眺めだ・・・まだ俺が溢れてるな」
「そ、そんな見ないで・・・くださっ・・・」
「ふむ・・・見たところ厭らしく蠢くだけで大丈夫そうだが・・・中に違和感でもあるのか?」
「ち、ちがっ・・・も、離してくださいっ」
犬神は太腿にちゅっちゅ・・・と舌這わせてから着物にその足をしまう