第2章 交わった躰
「実はと交わった犬神様も妖力が増したみたいなの・・・それで結界が解けたり色々あってね・・」
「そ、そうなの・・・・実は・・犬神さまの、その・・・口でしたんだけど・・・」
「ああ犬神様の雄を口でご奉仕したって事?」
「うっ・・うん、それで・・・漏れたのを飲み込んで躰が熱くなって・・・そこから記憶が飛んでて・・・」
「・・・それにしてもよくその口に妖怪の姿の犬神様の男が入ったわね・・口裂け女の素質あるわよ」
「え?・・・射れたのは人間の姿の犬神様だったけど・・・ま・・・それでも大きいのは変わりないかもだけど・・・妖怪の姿の犬神さまのはさすがに入らないよ~」
「・・・でも事が終わってた時、犬神様は妖怪の姿だったわよ」
「え・・・?」
「あの様子から察するに・・・たぶんあなたを貫いたのは・・」
「青女坊?」
「は知らない方がいいかもしれないわね・・」
犬神の本来の姿で人間を貫けば無事でいられるはずはない・・・でもはこうしてみる限り大丈夫そうだし、むしろ前より艶やかになって女としての魅力が上がっているようにも見える
「犬神様の力を取り込んだって事かしら・・・?でもそんな事人間ができるのかしら?それに犬神様のあの様子からしても力が増したようだし・・・相乗効果が発生しているという事・・?」
「ね、ねぇ・・青女坊・・何を一人でブツブツ言ってるの?」
「あ、なんでもないわ・・ほら、そろそろ上がるわよ」
をタオルで包むと青女坊は軽々とを持ち上げる
「わっ・・・青女坊すごい」
「あのね、妖怪なら普通なのこれくらい」
「そっか・・・ありがとう、青女坊」
「べ、別にっ・・あんたの為じゃないわよっ」
部屋につくと寝巻きの着物を青女坊に着させてもらう
「とりあえず無理をしたのは確かなんだから横になってなさい」
「うん」
入れ替わりに犬神が入ってきた
「っ・・」
「犬神さま」
「躰はどうだ?無理をさせてすまなかった」
「大丈、夫です・・」
「ん?お前・・・」
「犬神さま・・その毛・・・」
は犬神の銀髪の先の金色の毛を撫でる
「綺麗・・・」