第1章 初夜
「へっ・・・あ、ちが・・・」
「もういい・・・お前も・・一緒だな・・」
犬神はそう言うと人間の姿から犬神になる
「犬神様・・・」
「恐ろしいだろう・・・お前も物の怪を・・・」
はぎゅっと犬神に抱き着きその頬に擦り寄る
「なっ・・・」
「私の話を聞いてください・・・」
「・・・」
「犬神様を私が怖がるとお思いですか・・・?」
「・・・ならなぜ俺と目を合わせない?」
「そ、それは・・・っ」
は顔を赤くし、また目を伏せる
「・・・?」
犬神の銀髪をきゅっと掴んで上目づかいで犬神を見つめる
「・・・っ」
犬神は思わずを自分自身の身でを包む
「・・・嫌われていないのは・・わかった・・・
ならなぜ・・・目を逸らすのか・・・聞かせて、くれ・・」
「あ、あの・・・お願いがあります・・」
「なんだ?」
「昨日の事は忘れてくださいっ・・・」
「昨日の・・・事?」
「私・・あんな風に乱れたのが・・恥かしくて・・・犬神様に・・・顔を合わせるのも恥ずかしくて・・・っ」
の目には涙が溜まる
「・・・・っ、・・」
その瞳をペロリと犬神は舐めると、人間の姿になる
そしてをぎゅっと抱きしめる
「犬神様・・?」
「お前のいう事はなんでも聞いてやりたいが・・・」
の顎をくいっと持ち上げ、キスをする
「ん・・・」
「昨夜の乱れたお前を忘れる事は出来ない・・・」
犬神はの着物の割れ目から、手を差し入れ、その太腿を優しく撫でる
「んぁっ・・・」
「最高の姿だったからな・・・」
ちゅっ、ちゅっ・・・とキスをしながら今度は着物の上から胸を揉む
「んっ・・・」
「その顔・・・もっと見せてくれ・・・」
「犬神様っ・・・んっ・・・」
「ああ、たまらない・・・・・・」
「犬神様、御昼の御前をお持ちしましたので、とりあえずを解放していただけますか?」
「青女坊っ・・・」
「まったく私の気配にも気が付かないだなんて・・・」
「お、お前、いつから・・・」
「犬神様が様に盛って着物に手を入れたとこからです」
「うぅっ・・・はずかしいっ」