第6章 エピローグ～今宵この時～

「僕と……繋がっていたいんだよね？」

「総司さん……」

「言って。」

「……はい。繋がっていたい…です。」

「うん。僕もだよ。」

僕は堪らなく嬉しくて、有希ちゃんが堪らなく愛おしくて……

まだとろとろに蕩けている有希ちゃんの中にゆっくりと牡茎を差し込んだ。

「はあ……あ……総司さん…」

恍惚の表情で僕の名を呼ぶ有希ちゃんの一番悦ぶ場所を、充分な固さを取り戻した牡茎で擦り上げる。

「んっ……ふ…」

「ここ……だよね？
　有希ちゃんはここを擦られるといつも直ぐ……」

「いっ…や…ぁ…」

「嫌なの？本当に……嫌？」

僕は小刻みに抽挿を繰り返し、有希ちゃんを追い込んで行く。

「駄目……総司さんっ………はっ…ああ…」

両手で僕の胸を押し返しながら有希ちゃんは身を捩った。

「こら。逃がさないよ。」

その手首を掴み取って布団に縫い付けてから、僕は有希ちゃんの耳元で囁く。

「お強請りしたのは君だ。
　今日は朝までこのままだからね。
　……………覚悟して。」

「はっ……うあっ……」

瞬間、背中を反らせた有希ちゃんの中から愛液とは違う水分がどっと溢れ出し、繋がっている部分をぐっしょりと濡らした。

「また達っちゃった？
　でも、まだまだだよ……有希ちゃん。
　もっともっと達かせてあげる。」

驚いたように目を見開いた有希ちゃんの中がきゅう…っと僕を締め上げる。

「んっ……相変わらず素直で可愛いね、君は。
　じゃあまた、口を塞いであげようか？」

恥ずかしそうにこくんと頷いた有希ちゃんの顔を両手で大事に包み込んで僕はにっこりと微笑んでから口付け、その柔らかい唇を割ってねっとりと舌を差し込んだ。


結局その夜の僕は、有希ちゃんの中に三度吐き出す事になった。