第7章 先生
季節はあっという間に過ぎるもので、もう卒業式だ。
彼女は第一志望の大学に見事合格。
無事卒業できることになった。
「先生、今までありがとうございました。大学に言っても頑張ります!」
「なんだよ、いつもみたいにタメ語じゃないのか?」
「えへへ、もう子供じゃないんで!」
「へえ……子供じゃない……ねえ。」
子供じゃない。
高校生でもない。
もう先生と生徒の関係じゃない。
それならいいんだろ……?
「今日俺の家来いよ。卒業祝いにご馳走してあげるよ。」
「えっほんとに!!やったあ!!!」
「あ、タメ語」
「本当でございますか!!やったあ!!ですっ!!」
「おかしいだろ」
「えへへ」