第6章 バイト
毎回、シフトが重なると秋斗と帰った。
「今日、佐々木さんいて嬉しかった♪」
秋「よかったじゃん!」
「いっぱい話せたよ!佐々木さんと一緒に片付けとかできたし!」
秋「そっかそっか」
「興味ないでしょ!笑」
秋「いや、別にー笑」
だいたいの会話が佐々木さん話で埋まったが。
秋「佐々木さんのどこが良いの」
「そりゃもうあの優しさと、仕事中と普段のギャップと…」
秋「ふーん」
「聞いた割には素っ気ないな」
秋「俺はあの人いい人には見えないけどな」
「なんでよ!!!」
秋斗のことボコボコ殴っていたた私の腕は呆気なく秋斗にとられてしまった
秋「教えない」
「ケチ」
私はまだその時、秋斗と佐々木さんがお互いをどう思っていたのかなど知るわけがなかった。