第1章 耽けて溺れる
少し前まで散々に嬲っていたナマエちゃんの乳首をまた舌先で嬲ると、ナマエちゃんは「んん…」と可愛らしく呻いて、僕の髪の毛をかき混ぜる。もっと、というようなその仕草に、固く主張する乳首を吸い上げると「ああ!」と甲高い嬌声が上がった。
「これだけ溢れてればすんなり入りそうだね。」
「んう…はぁ…お願い、入れて?みつただ…欲しいの…」
赤く色づく乳首を舐りながら、ナマエちゃんの膣口にまとわりつく糸にもなれない濃度の体液を指で弄ぶ。その刺激がもどかしかったのか、煩わしいものを全て失い、体の感覚と感情に素直になっているナマエちゃんはとても上手に僕にお強請りをしてきた。
この可愛いおねだりに抗える男がいるなら見てみたいよね。と、考えながらも、すでに勃ち上がっている男根が更に肥大したのが自分でもわかる。
ナマエちゃんのぐずぐずに溶けた蜜口に、痛みを感じるほどに膨れ上がった肉茎を宛がうと、早く呑み込みたいとナマエちゃんの腰が艶めかしく揺れた。
「いやらしいね、ナマエ。そんなに欲しい?」
新たな涎を媚肉の割れ目から垂らし腰をくねらせるナマエちゃんを見ていたら、一息に挿れるのも惜しいと思い始めて、僕はあえて焦らすように入口の浅い部分に先端だけ挿れて、また腰を引く。ちゅぽちゅぽと数度、それを繰り返していたら今にも泣き出しそうな声と表情で、
「やだ、もうやだぁ!みつただ!みつただぁ!」
焦れたナマエちゃんはとうとうその眦から涙をこぼして、いやいやと左右に頭を振り、膝頭を掴んでいた僕の手を縋るように、責めるように、ガリと引っ掻いた。