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たんでき

第1章 耽けて溺れる


ボーダーラインを越えてしまったのはいつだったか…。

神の寿命は生物のそれとは比べ物にならない。
付喪神と呼ばれる僕達末端の神もその例には漏れない。
だから、そう簡単に他者に心を沿わせることはない。

審神者と刀剣男士という特殊な絆を結ばれたとしても、大切にしたいという想いのそれは一定水準を超える事は通常無い。
故に例えこの娘を好いたとしても飽くまでも主として、僕に人の器を与えた審神者としての好意であって、隠してまでも一緒にいたいとか誰にも、仲間の目にすらも触れさせたくない程に執着を抱くなんてことはあり得ない。

真名を告げられた時も、そうか、良い名だね。と思うに留まっただけだった。はずだった。




「…ああ、僕のが溢れてるね。」
「あ…ん…だって、光忠が、中にいっぱい出すから…」

ぐちょぐちょとナマエちゃんと僕の体液が混ざり溢れる赤く熟れた媚肉の割れ目に、中指を入れてかき混ぜると、もどかしげにナマエちゃんの腰が揺れる。
抱きついてくる密着する柔らかい肉体と、充満する二人分の生臭い匂いと、指から伝わる溶けて絡みつく感触の全てに、僕のオスとしての本能が高ぶっていく。
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