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【黒バス】ああっ君は女神様!

第9章 何それ恥ずか死ねるんですけど



しまった……2人にバスケ部のマネしてるっていうの忘れた。

まあいっか、試合にまでついていくわけじゃないし?
そもそも花宮はなんで私をバスケ部のマネしたんだか。


「帯同するに決まってんじゃねぇか、バァカ」
「やーい、ばーか」
「子供ですか。……私が付いていっていいんですか?」
「付いてこれるように、霧崎に入ってもらったんだよ」
「マジですか」
「マジだよーん。花宮に好かれてるねー、好代ちゃん」
「ほんと、珍しいよ」
「…………」

からかわれてムカついたから、マジバのクーポンは花宮と原と古橋には上げなかった。
ふん、後悔するがいい。





心友と夏休み最後に遊びに行った。
霧崎編入祝いで制服着て。
んで、記念にとプリを撮った。

「うわー、好代の変貌振りがやばいわ」
「自分で見ても、なかなかの清楚キャラじゃんって思う」
「にあわねー」
「ひどっ」

そんな軽口を叩きながら、ハサミで切る。
うん、中学にとったときとは大違いだ。

髪も黒くて、制服もきっちり着こなした私はまさに清楚な感じ。

あ、今までと比べての話だけど。

マジバのクーポンがあったので今日は私のおごりだ。

その言葉を聞いてか、心友はいつもは頼まないアップルパイまで頼んでいる。

心友とは同級の進路を話した。

残念ながら私と親しかった友達で霧崎に入った子はいないらしい。

ギャルギャルしい格好をしていた私には、こう秀才タイプの
女の子には倦厭されがちだった。

近寄りがたかったかもしれない。
柄の悪い灰崎の彼女だったしね。
そして入院ばっかしてたし。

影で入院女と呼ばれていたと、心友から聞いたときはなんとも傷ついたもんだ。

私だって好きで入院してたわけじゃない。

今では清楚っぽいしきっとなじめると思うんだ!


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