• テキストサイズ

【黒バス】ああっ君は女神様!

第9章 何それ恥ずか死ねるんですけど



編入試験も無事終わり、手続きも済んだ。
私は8月が開ければ晴れて霧崎の生徒だ。
お手伝いさんも喜んでくれた。
霧崎は進学校としてそれなりに有名なところだし。
なぜか花宮のことを知っていた。
好青年だと褒めていたし。
いつのまに接触したんだ!
そしてアイツは好青年ではない。

私はお手伝いさんが将来オレオレ詐欺とかに合わないか心配だよ。

それからパパにも連絡しておいた。
まあ、手続きとかもあるしね。
喜んでいたと思う。
通信制に入れてくれてありがとうとも言っておいた。

入っていなかったら、この編入試験は受けられた無かったし。

パパもおめでとうと言ってくれたが、忙しくて帰ることはできないらしい。

どんだけ仕事忙しいんだよって思った。


まあ、全日制の高校に行くのであれば、バイトはやめなければ。

今までの分で貯金は結構溜まったし。
私はちょっとしたリッチガールだ。
だから土日も止めてしまおうっと。

接客用スマイルのせで私のクールフェイスが衰えているのかもしれない。
痛い思いをしてにやけるとまずい。

お澄ましさんな顔だからこそ、私は今まで恥ずかしい思いをしないですんだからな!

辞めると店長に伝えれば、寂しくなるといわれたが、まあ受け入れられた。

それに霧崎に行くといえば、喜んでくれた。
さすが有名校。
選別にと大量にクーポンをくれた。
正直、そんなにいらない。
バスケ部にでもあげよっかな。
私じゃ消化しきれないし。
ああ、シェイクのは黒子にあげよう。
きっと喜ぶはずでしょ。

あ。
ふと名案が浮かぶ。
ここのヘビーユーザーである火神だ。
彼にもあげようかな。
接客以外で話したことはないが、まあいいだろう。

商品を差し出す前にクーポンを入れた封筒をトレーの上に置いた。

主人公よ、君の活躍楽しみにしているよ!っていう気持ちをこめて。

向こうはしどろもどろに受け取った。
まあしかないよね。
話したこと無い間柄なんだから。

不審者だと思われてないだろうな、とちょっと不安になる。
既に席についた火神をちらりと顔を様子見る。
ちょうど向こうもこちらを見ていた。
すぐ背けられたが。

まあ、怒ってはいないみたいだからいいや。


/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp