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【黒バス】ああっ君は女神様!

第9章 何それ恥ずか死ねるんですけど



私より先に花宮が来ていた。
なんかにやけてたので、素直にキモいと言う言葉が出た。
それで頭を叩かれた。
もっと強くてもいいのよ。
その言葉は口から出なかった。
ふう、セーフ。

一息つくとほらよと、花宮が1枚の紙を私に突出す。
いったい何かと、思いながら受け取る。

!!

これは、霧崎の編入試験の要項。
それも通信制から全日制にいける。
なんていうことだ。
これで晴れて制服着たりできる。
ひゃっほー花の高校生活が送れる!

「ふはっ、随分とうれしそうだなぁ板井野」
「・・・・・・・・・別に」

やだ、ニヤけてたかな恥かし。
花宮の奴はこっち見ながらにやついてやがる。
くそっ、私のクールフェイスが仕事してないのか!
いつもお澄ましさんねと大人から言われてきってのに。

最近は図書館とか使わせてもらってるし、なんか馴染んできてる気がするし。

元々入りたいと思ってた学校だし!

思ってたよりレギュラーのメンツがゲスくない事が残念だけど。
試合ではゲスいのかもしれないけど。
私が受けたの言えば、古橋にほっぺを抓られたくらいだ。
そんな柔な痛みで満足する私ではなくてよ。

これぐらいやれよという意味をこめて、両手で抓り返してやった。
やられたらやりかえす、倍返しだ!
ちょっと、古いか。
ケガするレベルのは自分で痛めつけている分しかない。
ちょっと痣のある腹を撫でる。

編入に関しては、私が2つ返事で受けるといえば、花宮はまたニヤついていた。

なんだあいつ。


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