第7章 まさかのマネージャー就任
よくよく考えてみれば、通信制とか定時制とか色々選択肢はあったわけだ。
なぜ、自衛隊しか思い浮かばなかった自分!
さらに考えてみれば、自衛隊もこの歳だと男しか入れねぇよ!
目の前が真っ暗であることに絶望しながら、私は部屋の勉強机に置いてある書類を発見した。
………。
通信制高校、だと!?
「どうしました!好代さん!!?」
「あ、あの……」
「はい、なんでしょう」
あまりの衝撃に椅子をガターンと倒し、その大きな音に驚いたお手伝いさんが部屋に入ってくる。
こ、これは、真か!
「わ、私、高校入ってるんですか?通信制の……」
「ええ、お父様が学校の先生にお願いして推薦してもらったと聞いていますよ」
「う、うそ」
「あら、ご存知在りませんでしたか?てっきりお父様から連絡があるかと……」
お、お手伝いさんは悪くない。
うん、悪くない。
悪いのは、パパだ。
なぜ、もっと早くに知らせてくれなかったんだ。
なんかこっちに転生?してきた時よりもテンパっていた。
むしろ何故普通に受け入れている。
マンガの世界にいるという事実に。