第7章 まさかのマネージャー就任
そう決めた日から私は夜に走り込みを始めた。
昼間は、アレだ。
朝には弱いのと、太陽が眩しいからだ。
それより重要な事もある。
すでに私の格好は、普通の女子なのだ。
髪が完全にプリンになっちまっていたので、黒く染め直した。
そして化粧はしていない。
痣とか、何もないし、手術したてだし、あんまり塗りたくるのはよくないと思って。
そんな若い女(見た目的にまだ少女の域)が、真昼間にがほっつき歩いていて、どうするというのだ。
補導されかねん。
そして私は言わなくてはいけない。
あ、私ニートなんで。
無理。
それは、キツい。
あと夕方は夕日を背に走るなんて青春っぽい事は出来ないの
で、汚れた私には相応しくなさすぎるので除外だ。
私はバイトを探しつつ、走り込みをしている。
混乱が続き私は、かなりテンパっていた。
パパに連絡するのも忘れていた。
マジバでのバイトも決まり、私はようやくほっとした。
ここで冷静になれた。
夜に意味もなく走り回ったりしていた。
あの入院でちょっとだけ心を入れ替えた私は、殴られなくてもいいようにしているのだ。
とりあえず、入院は避けたい。
基本的に流血はあまり好きじゃないので、リスカとかは無理。
そう、この鈍りきった体に鞭打つように運動してなんとか欲求を満たそうと努力している。
筋肉痛という鈍痛も、まあまあ私を満たさないわけではない。