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【黒バス】ああっ君は女神様!

第5章 考えをちょっと改めた入院生活


どういうのが理想かっていうと、私に痛みを与えてくれてなおかつ私を褒めてくれる優しい人。

どっかにいないかな、そんな人。
前の世界でもお目にかかったことがない。
暴力男は総じて罵倒もしてきた。
悲しいことに。

だからこの世界では理想の男を見つけたい。

灰崎は惜しいかんじだったし、青峰もまあ、惜しいっちゃ惜しい。

こっちの世界の方がいい男が居るんじゃないかって、密かに期待してる。

もう3年目だし、慣れたもんだ。

そしてそれそれこれが現実かもしれない事を受けいれ始めている。


顔の調子はまだよくない。
が、足のリハビリは始まった。
こんな顔に包帯ぐるぐるでいるのって辛い。
なんか蒸れるし。

んな事を言っていたら、心友はミニ扇風機を持ってきてくれた。
まあ、役に立ってる。

夏休みも終わっちゃったし、黒子は元気?なんて聞いたら、誰それ?って言われた。


「確かに、黒子は影が薄い。だーけーどー、あんたとは3年間クラス一緒だよ!黒子って」
「ウソ、知らない」
「んな驚いた顔すんなってば。あんたのクラスに遊びに行った時にたまに手振ってたし!」
「あーそれは見た。好代の頭がイかれたのかと思ってた」
「ひどー」
「んー、それじゃあ黒子って学校来てんじゃん?好代以外に長期休みしてる奴いないと思うし」

心友はそう言うと、じゃあねって帰っていった。
ちょ、薄情!

休んでないなら、黒子はそんなにダメージ受けてないのかな?
心友はバスケ部は全中で圧勝したって言ってたけど。

でも黒子の場合休んでても気づかれないとかありそうで恐い。

心友が来る以外には、私の病室は静かなもんだ。
1人で居るときは、あー身体痛いってうっとりしてる。
それを偶然心友に見られたときは、キモって言われた。
ノックしてよ!!

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