第5章 考えをちょっと改めた入院生活
この時までの私はうはうはしてた。
だって全身痛いし。
こんな思いをするとは思ってもいなかった。
え、私こんな顔になっちゃたのって。
今まで鏡で見てきた姿とは大違い。
痛々しく腫れてるわ、切れてるわ、痣になってるわ!
もう、鏡を見たくないってかんじ。
顔にある痛みは私を喜ばせるけど、顔の状態から受ける心のダメージはそれ以上に私を苦しませる。
ショックで鏡で顔を見た日、私は泣いたし。
看護師さんがそんな私を抱きしめてくれた。
それに安心したのか、わんわん泣いた。
娘がこんな目にあっているというのに、今回パパは顔を見せにこなかった。
薄情な親だぜまったく。
今まで、顔を殴られるのも好きだった。
だって脳に響いてぐらんぐらんするし。
これ以上無い快感だったけど。
でも、それはもう無理だなって思う。
こんな風になった顔を見ちゃったんだもん。
これからは身体だけにしようと、心で誓った。
でも平手くらいならイケるかもと思ってしまった自分は馬鹿だ。
というわけで、こんな姿人には見られたくないわけです。
心友は別ね。
だって心の友だし。
あと心友は私の空想の友達じゃないから!
ちゃんと実在してる友達だから!!
そこ勘違いしないでね!!!