第5章 考えをちょっと改めた入院生活
至福過ぎてつらい。
え、こんなに幸せな状態でいいの、私?ってかんじ。
ちょっと身体を動かすだけで痛みが走る。
腕には点滴。
ミイラのようにグルグルに巻かれた包帯。
とっても清潔なベッドシーツ。
何があったかといえば、複数の男にボコボコにされて入院したのだ。
いや、心友にはまたかよって感じであきれられたけどね。
なんか青峰と付き合っていると勘違いされたみたいで、んで私を襲ったんだと。
青峰とは付き合ってないよ!
不健全な関係ではあるけども。
正直暴行を受けているときは、罵倒とか色々されて、辛かった。
私、こう見えてガラスのハートだから!
そんなっ、心友みたいに引いた顔しないでよ。
これで精神的にもマゾだったら、最強かなって思うけど、残念ながら私は精神的にはマゾではないので、普通に傷ついたの!
パパとは違うのだよ、パパとは。
ていうか、あんだけ怨み買うって青峰って何者。
こわいわー。
キセキの世代ってそんなに嫌われてるとは思わなかったよ。
原作は途中で見るの止めちゃったし。
正直最近の話の進みとか知らないし。
灰崎がバスケ部に残っても話は変わらなかったんだな。
残念。
黒子は元気でやっているだろうか、気になるけど今は夏休みだから心友に聞いてもわかんないだろうしな。
見舞いには来て欲しくないし。
なぜならば、今回。
灰崎がらみの前回よりも酷くされたおかげで、手術もすることが決まっている。
顔が酷い、鼻とか折られた。
鼻は前の世界でも折られた事あったけど。
これははそれ時以上に手酷くやられた。
だから直す手術するんですよ。
いやあ、人生に一度あるか無いかの経験かもしれん。
ちなみにどんな感じなのか、包帯を替えるときに看護師さんにせがんで見せてもらっちゃった。