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【黒バス】ああっ君は女神様!

第3章 非生産的な生活と私の過去



「よお、板井野」
「青峰……」

追試をする教室には、どこかけだるげな青峰がいた。

嫌、テストの前の青峰が元気だった試しないけど。
声をかけられたので、青峰の近くに座る。

ちらほら、席は埋まっていたしね。

なんか爽やかスポーツ少年!みたいな雰囲気が抜けている。

この荒んだかんじ。

まさか、もうスレたのか。
そういえば2年の大会は終わったんだよね。
灰崎がバスケ部に残っても変わらないか。

ということは、もう手をだしてもいいのかな?
この時期の青峰は挑発すればすぐにでも殴ってくるかもしれない。

でも、と思う。
灰崎のことは上手く誤魔化していたが、青峰はまだ人に暴力を振るうことになれて居なさそうだ。

もし人前でしてしまえれば、最悪試合に出れなくなる。
青峰だけじゃなくてバスケ部も。

灰崎みたいに他校と問題を起こさなければ大丈夫かな。
普通にバスケ部に戻ったみたいだし。

さらに青峰は特別なバスケ部の"エース"。

ある程度なら学校がもみ消しそう。
だって、もう才能が花開きだして他を圧倒しているのだ。
あの校長サマならやるだろう。

青峰は学校にとって価値があるから。


「ねえ、青峰」
「あぁ?」
「この後暇?」


私の誘いに、青峰は乗ってきた。
さあて、何しよっかなー。


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