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【黒バス】ああっ君は女神様!

第2章 灰崎視点



上手くいかない苛立ちを、他の女にぶつけた。
軽く殴っただけで、女は俺を非難してきた。
好代とは大違いだった。
あいつは俺の、全部を受け入れてくれていたのだと、知った。
そんな好代に応えたい。

そんな気持ちだった。




好代とは、ちょっと距離を保ちながらも続いていた。
別れたくないという気持ちがあった。

部活では面白くないことが起きた。
モデルの黄瀬が入ってきたんだ。
まだ俺には及ばないが、その成長速度には目を見張るものがあった。
黄瀬のファンもうるさい。
耳障りで、不快だった。

だから、久しぶりに。
本当に久しぶりに喧嘩をした。

好代と付き合いだしてから喧嘩は減ったし、最近は心を入れ替えていた。

久しぶりの喧嘩は、少し手こずったが俺の勝ちだった。

今思えば、あんなことをすべきではなかった。
後悔ばかりが頭に浮かぶ。

他校相手に暴力沙汰を起こしたことがバレ、赤司から退部勧告をされた。
俺よりも黄瀬の方が上だと抜かして。
今まで黄瀬は俺に勝ったことは無いのに。
そんな言われように、ムカついた。
俺はバスケ部を止めた。
黄瀬はどうやったってムカつく。
そんな男と同じ部活にいると、抑えられないと思ったからだ。

久しぶりの喧嘩をした後、負けた男達は好代に暴行した。
俺に対するあてつけらしい。
ご丁寧に好代の携帯から俺に写メを送ってきやがった。


俺のせいで、好代が傷ついた。

頭が真っ白になる。


急いで病院に駆けつけた俺は、包帯をグルグルに巻かれた好代を見た。

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