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【黒バス】ああっ君は女神様!

第12章 結局これは夢なのか?



今何時だよと思って時計を見れば、昼前。
ご飯時だな。
急がないと怒るんだろうなーと思いながら、久しぶりにエプロンをつける。



「ぬりぃんだよ、クソが」
「ごめんなさい」

いやぁ、お茶を頭からかけられるなんて久しぶりだなぁ。
羨ましそうに見ているパパがいる。

いないかと思ったらベランダに待機させられていたらしい。
この人は傍若無人だ。

自分の好き勝手振舞う。

ちょっとでも気にくわないと手が出るんです。
そしてそんなご主人様とパパは相性がいい。
私はお茶を頭から浴びて、床が汚れたら雑巾で拭くけど、パパは舐め取るかんじ?
これに罵声を浴びせらて喜びのがパパで、喜ばないのが私。

「ったく、久しぶりで料理の腕も落ちたもんだ。ブス」
「だって今まではお手伝いさんがいたんですもん。あと私、顔だけはいいですから」
「口答えすんなよ」

今度は足をガンと蹴られる。
マジ久しぶりだ、この感じ。
恐ろしいほどに横暴である。
いいなぁ、じゃないよパパ。
ああ、夢が醒めて悲しい。
なんであのまま続かなかったんだろう。
くそ、あの野郎どもめ!

ぽつぽつ罵倒を受けつつも、普通に会話もしながら食事をした。

言葉の暴力反対!

結局肉便器ちゃんと呼ばれて精神的にマゾ計画は失敗に終わったようだ。
つーか肉便器ちゃんと呼ばれたことが遠い過去のようだ。
でも久しぶりにパパとご飯食べられたのはよかったかも。
パパは普通に私のご飯褒めてくれるし。
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