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【銀魂】リハーサル 【沖田総悟】3Z

第2章 関係性




キーーンコーーンカーーンコーーン………



チャイムが鳴る。と総悟は我に帰り、抱き合っていた体を離した。お互い顔はとても赤かった。



貴「あ!!!ごごご、ごめん!!私ったらこんなの事…」



総「は、ははは!なんも問題ねーや!雌豚一匹抱え込むぐらい!」



ボカッ!!



貴「うるさいドS総悟!!ばかばか!!」



総「いって!!今日二回目じゃねーか!!くそ女!!」



貴「何よ!総悟が優しいなんておかしすぎるのよ!へ、変にドキドキしちゃったじゃない!」


総「……あほくさ。先教室もどってまさァ」


貴「ちょ、ちょっと総悟!」



銀八以外にドキドキなんてしないくせに。不機嫌そうに教室へと歩いていく総悟。



好きなのをやめられたら……



とっさにでた言葉だった。自分がを好きなのをやめたかったのか、銀八へのの想いをやめさせたかったのか…



総「やめやめ。俺らしくねぇ」


総悟は考えるのをやめた。総悟の後をは追いかける。少しだけドキドキが残る胸に、顔の赤みは収まらずにいた。





キィ………





銀「…………」



屋上の入り口が開く。一部始終を見ていた銀八は、タバコを咥えながら扉に寄っかかっていた。



銀「…ふーーん……」



月「どうした銀八?」



背後から月詠が話しかける。




銀八は怪しく口角を上げる。



銀「べつに?…ちょっとおもしれーもん見ただけだ」


月「変な真似はするなよ?次何かやらかしたら、間違いなく左遷じゃろうからな」


銀「ただ生徒をからかうだけだ。なんの問題もねーだろ?」


月「お前というやつは。大概にしておけよ」



月詠は呆れたように言うと先に屋上から出て行った。




銀「恋愛なんて…くだらね」



ふーーっとタバコの煙を吐く。濃い煙が青い空に溶け込み、風に流されて行った。






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