第2章 関係性
総「仕方ねェ。わかりやした。付き合ってやらァ」
総悟はため息をつきながら頭を掻くと少し面倒くさそうにのお願いを受け入れた。と一緒に居られるのは嬉しい。
けど、日の丸弁当しか作れないに、普通の料理を教えるのがどれだけ大変か、想像しただけで面倒くさい。剣道部の部活後、家に帰ってからも家事をこなす総悟に、新たな仕事が増えるのだ。
そんな総悟におかまいなしのは、料理を教えてもらえることにとても喜んだ。太陽のような笑顔を総悟に向ける。それを見た総悟は、ため息をつくと、少しだけ笑い「ホント、仕方ねーヤツ」と小さく呟いた。
貴「そうと決まれば!試食ターーイム!!総悟のお弁当食べたい!」
総「はぁ!?お前はその日の丸弁当食ってろィ!」
貴「ドS!!ケチ!!」
総「なんとでも言いやがれ。日の丸弁当食わそうとしていたヤツのがよっぽどドSでケチだろーが。銀八もドン引きでさァ」
貴「う!!!次から頑張るもん!!」
そう言うとは、総悟のお弁当から唐揚げをつまむ。
貴「うまーーー!!総悟おいしいよこれ!!」
総「誰が作ってんだと思ってんでィ。てかお前つまみ食いとか反則でさァ」
貴「足りない分は日の丸弁当あげるからさ!あ、お茶もあるよ!」
総「へいへい。」
午前中と変わらないいい天気の屋上。校庭では、昼食を終わってバレーボールやらサッカーやらで楽しむ生徒の声が響いていた。
貴「そういえばさ、こうやってお弁当食べるのも初めてだよね」
総「んあ?どうしたんでィ急に?」
箸を止めて話し出すを不思議に思い、総悟は口をもぐもぐさせながらを見た。