第4章 及川さんと彼女
影山
「知ってどうするんすか」
「怖いね、女子って。ホント。でもしばらくは様子見かなぁ。下手に手を出して痛いとこ突かれるのもやだし。」
影山
「…。俺は俺で澪を守ります。最近、あの男がますます暴れてるんで。」
不満タラタラって感じだなぁ…トビオのやつ
叔父の方もどうにかできたらいいのに…
児童相談所はダメだったみたいだし
なんて、考え込んでたら岩ちゃんに怒られた
岩泉
「いい加減にしろ、及川‼︎部活中に余計な事考えてんじゃねーよ‼︎」
岩ちゃんの介入によってトビオとの話も強制的に終了
話は終わっても、俺の中ではどうやって彼女を守るのかの会議が始まる
いっその事彼女を家に帰さなせればいいのではないのか、いや、それは相手が大人で俺が子供だからダメだ、とか
あの叔父が警察にでも捕まってくれればいいのに、とか
元カノのあの子はどうしようか、とか
部活が終わるまでずっと考えていた