第7章 それからと彼女
そして少しずつ、彼女のことを知っていった
家族のこと、昔のこと、もちろん今の好みや将来について考えていること
知った数だけ俺も彼女に話した
俺が告白したあの日からもう随分経っている
雰囲気的にはもう、夫婦みたいだと周りからは冷やかしを受けるが、まだ付き合ってすらいない
毎日、彼女を家まで送ってから帰宅する
ま、そんな2人がいたら冷やかしたくなるのも何となくはわかるけどさ…
今は彼女を送ってる途中
あと5分足らずで家には着く
彼女は俺に今日の部活のことを話してくれている
家に着いた事によって、自然と解散。
となると思ってた
なのに
澪
「少し、話したいことがあるの。」
そう言って、彼女の部屋に誘われた
俺を席に付かせて、飲み物を用意している彼女
…かわいすぎ
俺の前に飲み物を置き、俺と向かい合うように机を挟んで正面に彼女は座った
澪
「この前の返事、しようと思って…」
「…うん」
真剣な眼差しの彼女にこっちまで緊張が伝わってくる
澪
「…好きです。だから…」
「ストップ!ここから先は俺に言わせてよ。
俺と付き合ってください」
澪
「こちらこそお願いします」
これで、俺の恋は実ったんだ
そして優しくキスをした