第3章 影山と彼女
影山
「及川さんが澪を好きになった
澪が傷付けられるのは嫌だったが、接している内に好きになったんだ
俺は澪が幸せなら、相手が俺じゃなくてもよかった
だから、及川さんに澪の叔父のこと話したんだ
及川さんは澪を支えると言った
そして、しばらくした頃、及川さんを好きだった女子は澪から離れていった
澪は陰で虐められていた
俺は気づいていたから、極力側にいた
でも、逆に女子達を怒らせることになった
そして、そのことを及川さんも知った
ある日、及川さんに呼ばれて俺と澪は指定された場所に行った
そこで目にしたのは、及川さんの元カノの女と及川さんとのキス
そして、及川さんがその女を押し倒す姿だった」