第3章 影山と彼女
影山は止まることなく話し続けた
影山
「その時、衝撃すぎたのか、澪の力が抜けて床に崩れた
俺は澪を呼びかけた
その声を聞き及川さんが振り返ったんだ
及川さんは驚いた顔した
そして、女の上から下りて、俺たちの方へと足を進めてきた
その瞬間、澪は泣いてた
そして、その場から走って去って行った
俺は澪の荷物を拾って、及川さんを責めた
あの人は何も言わなかった、俺と目も合わせようとしなかった
俺は一発及川さんを殴って澪を探した
そして、教室に居た
澪は何もなかったみたいな顔してた
心配だったから、放課後、家まで送ったんだ
澪が家に入って、俺は学校に戻ろうとした時
家から大きな物音がした
俺は澪の家のドアを開けた
そこには、頭から血流してる澪と割れた酒瓶持ってあいつの首を絞めてる叔父さんが居た」