第2章 秘密と彼女
影山side
練習試合も終わって俺はようやく澪と二人で話ができた
影山
「もう、大丈夫なのか?」
澪は頷いた
影山
「なんで、この学校にきたんだ?」
澪は紙につづった
《おばあちゃんのいる病院が近いの》
影山
「おばあさん、元気か?」
《最近はね》
影山
「今、どこに住んでるんだ?」
《10分ぐらい歩いた所にあるマンション》
影山
「そうか、なぁ。」
俺は澪を抱き寄せた
影山
「この学校に及川さんがいるの、知ってて入ったのか?」
澪はオレの腕の中で首を横に振った
その時、
及川
「ねえ。」