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流星チョコレート

第7章 秋の夜長





最近ね、叶多先輩がたくさん構ってくれるから嬉しい。
夜が全然寂しくなくなった

そんな声が聞こえるようになっていた。

*******************



夕方、私は家に帰る道で、叶多を見つけた。




その隣には女の子がいた。


あ、叶多も彼女できたんだ。







そのときは単純にそう思った。









次の日の薫くんとのデートで、ちょっと気になって聞いてみたら



「叶多、彼女できたんだね、どんな子?」




「え、あいつ彼女いないよ?」



「だって昨日一緒に帰ってきて家にはいるの見たよ?」


「ああそれは、



衝撃的だった。





最近夜は女の子と一緒に過ごすって噂はたってるみたいだけど。」













叶多はそんな人じゃない。












どうして












どうしてそんなになっちゃったの。








目からこぼれ落ちた涙は薫くんが拭いてくれた。


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