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流星チョコレート

第6章 ハイミルクチョコレート



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果夏と咲由に合コンの話を持ち出したら、喜んでついてきた。



「だって、○○高校のイケメン3トップだよ?行かないわけないでしょ!!」

とイケメンに目がない果夏。


「私は渋谷で会った彼目当て」


と咲由も完全に乗り気だ。








「しょうがないな…」





いちばん乗り気じゃないのは私だけど………



















待ち合わせ場所に着くと、まあ見事にイケメンが揃っていらっしゃること。





叶多はそんなにイケメンに見えないけどね。



果夏と咲由は早速自己紹介を始める。


淡々と自己紹介をする二人の間に見えた薫くんが私に気づいたみたいで、笑顔で手を振ってきた。




あの日のことがフラッシュバックしてきて顔が熱くなる。


(やばい、顔赤くなってるかも…)







すると叶多と目が合った。



さっと目をそらしてしまったけどそのあと叶多は薫くんの方を見て少し怖い顔をしていた。





店にはいると、トークが弾んできた。



「いやー、舞ちゃん、この間はごめんね!!俺もちょっと止められなくって…」

いやああああああああああ、お願いそれ以上言わないで!!!!


みんなはなんの話?と気になっている様子。


耐えられなくなって私は咳払いをしてその場に立ち上がった。



「ち、ちょっと、トイレ、トイレ行ってくる!!」







笑ってこっちを見る薫くんを向かって、口パクで『いじわる!』と言ってその場から逃げ出した。
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