第9章 幼馴染からの脱出 9
ヴィブラフォン経験者の先輩から、2本マレット(楽器をたたくバチ)の持ち方、音の鳴らし方、譜面の読み方のレッスンを受けるれな。
れな「小学校で叩いた事はあっても、ちゃんといい音を出すのはやっぱり難しいなぁ。。。」
先輩「黒澤さん、もう時間だから片付けようか」
れな「はい!ありがとうございました」
練習後は、すぐに宿舎を出て次へ向かうようだった。
幹事「では、両サークル、バスに乗り込んでくださーい!」
美稀「れな、お待たせ!練習どうだった?」
れな「楽しかったよ〜!」
美稀「良かったね〜。それがさ、鈴木さんの教え方上手なの!」
れな「私の方もわかりやすく教えてくれる先輩だったよ!」
美稀「そっか!早くセッション出来るようになろうね〜」
れな「うん!」
幹事「全員揃ったので、出発しまーす!これから、一年中滑れるスケート場へ向かいます。事前にお伝えしていますが、滑る方は手袋と厚着をして滑って下さい。滑らない方はバスかスケート場にカフェがありますので、そこでゆっくりしていて下さい」
れな「美稀と有岡君は滑るんだっけ?!」
有岡「一応用意はしてきたんだけど、実は俺滑れないんだよね。。。」
れな「ホント?!実は私も塀をつたい歩きする人(笑)」
美稀「二人とも。。。まぁせっかくだし、仲良く塀つたってくださいな」
れな「いいなぁ美稀は滑れて!私ウィンタースポーツ苦手かも」