第9章 幼馴染からの脱出 9
れな「あ、八乙女さん、おはようございます」
食堂から出ると、八乙女と鉢合わせるれな。
八乙女「あ〜おはよう!もう練習に行くの?」
れな「はい。初めての楽器なので、早く慣れないたいですし」
八乙女「真面目だね〜。そーいや、山田と話した?」
れな「えっ?!まだ会ってないので特に。。。」
八乙女「そっか。ここだけの話、山田さぁれなちゃんが入学してから、れなちゃんをジャズサーに入れるってずっと俺に言ってたんだよね」
れな「そーなんですか?!」
八乙女「あぁ。れなちゃんがジャズサーに決めた時はめっちゃ喜んでたよ!れなちゃんが山田との関係を公開したくない気持ちはわかるけど、俺が思うに、山田にとっては他人行儀だったら一緒になった意味がないって思ったんじゃかな」
れな「それは一理ありますけど、涼介の事好きな人たくさんいるって聞いて、その人たちとどう接したらいいのかわからないんです。。。よくマンガであるじゃないですか、ちょっと顔かしな!的な。。。」
八乙女「ぷぷっ!れなちゃん身構え過ぎだよ〜。そんな事になっても俺らで守るから安心して!」
八乙女「だから、俺からのお願いなんだけど。。。サークルでも普段通り山田と接してあげてくれる?!元気ない山田がかわいそうでさ」
れな「八乙女さん。。。涼介の事考えてくれてありがとうございます!わかりました。そんなに怯えなくても大丈夫かもしれませんね」
八乙女「良かった〜!じゃ、山田に声掛けてあげてね!そんじゃまたね〜」
れな「はい、また後で」
八乙女は食堂へ、れなは担当の練習部屋へと向かった。