第9章 幼馴染からの脱出 9
美稀「言ってた通りになったね(笑)」
れな「うん。いつもなら、涼介が食べてって持ってくるところだけど。。。今日はさすがに持ってこないかもね。この煮浸し美味しいのになぁ」
知念「おはよ〜朝から騒がしいね!」
れな「おはよ!侑李君はトマト大丈夫?」
知念「トマトは食べられるけど、僕はナスが苦手。。。」
れな「涼介と反対なのね(笑)」
知念「そうなんだ!れなちゃんは苦手なものあるの?」
れな「私は香草が苦手。パクチーは絶対無理で、セロリはイランで食べられるようになったの(笑)」
美稀「セロリ食べれられるようになったんだ!すご〜い!」
れな「そう!ホレシュテ・キャラフスっていうセロリの煮込み料理があってね。食べられたの〜!!」
美稀「えら〜い!大人になったのね〜」
れな「ありがと///でも、生セロリはまだ涼介に食べてもらってるけどね。。。」
知念「涼介いいなぁ〜、これからは僕が食べてあげるからね!」
れな「えっ?!いや、そんな悪いし。。。」
知念「悪くないよ!もっと、れなちゃんの事教えてって言ったでしょ?!」
美稀「あの〜、何かいい雰囲気なんですけどぉ」
そう言う美稀に耳打ちする知念。
知念「実は、昨日告ったんだけどね。。。」
美稀「えーーーーー!!!」
知念「まぁ、結果は美稀ちゃんの想像通りなんだけどさ。逆に燃えるよね(笑)」
れな「もう、侑李君もこんなところで言わないでよ〜!誰かに聞かれたらどうするのよ」
美稀「知念さんも人気あるからね〜。ん、とゆー事は、知念さんもフリーだったんですね!」
知念「まーね。」
れな「あの、私もう練習に行ってくるね。。。」
急に恥ずかしくなったれなは、逃げるように楽器別練習場へ行ってしまった。
美稀「れなって、男運いいのかもね。。。」
美稀のこの呟きは知念には聞こえていないようだった。